敬老の日、つまり9月17日(月)、こんなイベントに行って参りました。↓→
“SPECIAL EVENT!”の一番右の「日本三大私設道場の一つ 修武館と鈴虫コンサート」へ。
(ちなみに、日本にある武道の三大私設道場とは千葉の「
本場道場」、水戸の「
東武館」、そして伊丹の「
修武館」。)
「
修武館」は220年以上もの伝統をもつ道場で、運営は“山は富士 酒は富士”の
「小西酒造株式会社」の小西家によるものだとか。
開演前、チェンバロの
吉竹百合子さんは調律中でした。→
バロック・オーボエの
赤坂放笛さん(失礼ながら、お名前から勝手に女性だと思い込んでいました~)とチェンバロの
吉竹百合子さん。
最初の曲は
ジャック=マルタン・オトテール(Jacques-Martin Hotteterre)の作品で、タイトルは組曲ソナタとかおっしゃってたかな・・・?! σ(^_^;)
2曲目はわたしが大好きな
ヘンリー・パーセル(Henry Purcell)の劇付随音楽「
アブデラザール」の第2曲目の「
ロンド」(わたしは小3の時に
エドワード・ベンジャミン・ブリテン(Edward Benjamin Britten)の「
青少年のための管弦楽入門」を聴き、それがきっかけでした‥
)でした。
あと、リコーダーに持ち替えされて「
グリーンスリーブス」。
赤坂放笛さんが気になるお話をされていて気になったので
Wikipediaで調べてみました。
チェンバロという楽器についてのご説明中の
吉竹百合子さん。→
今回は“鈴虫コンサート”ということもあり、“虫”をモチーフにした曲を探されたらしいのですが残念ながら発掘出来なかったそうです。
“鳥”の鳴き声をモチーフにした作品は結構あるそうなのですが、欧州の方には虫の鳴き声はノイズに聞こえるのかしら・・・。
その辺も日本人と異なるところですね・・・。
そうゆうわけで妖精の曲・・で、「
バタフライ」。
伝承曲だそうです。
あと
吉竹百合子さんのソロで
ヘンリー・パーセル(Henry Purcell)のオペラ「
貞淑な妻」より・・何だったっけ・・・?! (;´Д`)
・・そそそその後デュオに戻り「
シチリアーナ」(ししりえんぬサン?!)や
J.S.バッハの「
G線上のアリア」(←これは愛称で、正式には「
管弦楽組曲」第3番の第2曲目の「
アリア」ですね・・・)など。
こちらオーボエ・ダ・カッチャってゆう楽器。
オーボエ・ダモーレは“愛のオーボエ”という意ですが、こちらのオーボエ・ダ・カッチャは“狩のオーボエ”という意らしい。
そのオーボエ・ダ・カッチャで
J.S.バッハの「
トリオ・ソナタ」。
J.S.バッハはオルガンの為に6曲の「
トリオ・ソナタ」を作曲しているのですが、3声部を両手の2つの手鍵盤と足鍵盤に振り分け、それらを一つの楽器にまとめて演奏させています。
それをこの日は左手のパートをオーボエ・ダ・カッチャで、右手と足鍵盤のパートをチェンバロで演奏されていました。
その後
吉竹さんのソロで
ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(Joseph Bodin de Boismortier)の「
蚤」。
この曲を初めて聴いたのは
中野振一郎先生のリサイタルだっけ。
あの時の印象が強烈だったので・・・。
ちょうど「
蚤」を演奏されている時に突如として雨が土砂降りに。
「
蚤」が雨のゴーゴーとした音で掻き消されるような感じで終わってしまいました・・・。
ソロの後は秋の曲メドレー。
「
里の秋」、「
十五夜お月さん」、「
虫の声」などなど。
最後は
東儀秀樹の「
やさしい気持ち」という篳篥(ひちりき)の作品で「日本三大私設道場の一つ 修武館と鈴虫コンサート」は締め括られました。
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- 2007/09/30
- 音楽関連ノコト|
-
トラックバック:1|
-
コメント:14
最初にチラシの写真を見てサキタハヂメか!!と思ったらそれは15日だったのですね。
パーセルのロンドって青少年のための管弦楽入門(Hパーセルの主題による変奏曲とフーガ)に使われている曲ですね!!
子供のピアノ発表会に先生にそそのかされて私も出てリコーダーでパーセルのロンドを吹いた事があります。それとシューベルトの”おやすみ”を歌った。
”蚤”と言う曲はシャリアピン(シャリアピンステーキに名を残す名バス歌手)の歌ですごく有名になった”蚤の歌”とは関係なさそうですね。
- 2007/09/26
- URL|
- ししりえんぬ #C82T9BxA |
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あたまのなかの音符がお酒の泡に感じてしまいそうです~
- 2007/09/26
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- きさとぱぱ #- |
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そう、先日テルミンの記事で話題になったハヂメさんです♪
有名なそのシャリアピンの「蚤の歌」の方は存知ないですぅ~!
聴いたら分かるかな?!
CDとかお持ちですか??
- 2007/09/27
- URL|
- ゆりりんこ。 #ET2edvwM |
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あはははは~♪
わたしは頭の中が鈴虫になっていました~!(o^艸^o)
- 2007/09/27
- URL|
- ゆりりんこ。 #ET2edvwM |
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蚤の歌のCDは持っていないです。シャリアピンもカルーソのCDと同じくダ○ソーで200円ぐらいで売っているかも。SPレコード(78回転)の焼き直しでノイズだらけのものだろうけれど。
どういうわけかシャリアピンといえば蚤の歌が出てきますね。
調べてみたら、ムソルグスキーがゲーテの”メフィストフェレス”に曲を付けた物のようです。
ベルリオーズの”ファウストの劫罰”にもメフィストフェレスの歌う”蚤の歌”が有るようです。
”蚤しらみ 馬が尿(ばり)する 枕もと” というのは芭蕉です。 関係ないか。
ボルガの舟歌と並んでシャリアピンの十八番だったらしいですね。
シャリアピンの自伝も”蚤の歌”と題名が付けられています。
シャリアピンといえば同時代の名テナー、カルーソを連想するけれど、ポピュラー・ソングに「カルーソ」という曲があります。
ルチオ・ダッラがルチアーノ・パヴァロッティに捧げた曲で、48歳で逝去した20世紀最大のテノール歌手、エンリコ・カルーソの最後の日々を歌った曲らしいです。
ときめき夢サウンドで佐野成宏さんが歌っているのを聴いて良い曲だと思っていましたが、このあいだパヴァロッティーさんがなくなったときにラジオでパヴァロッティーの歌で流れていて、そのことを知りました。
ところで、もしかして、このグリーンスリーブスは10ぐらいの変奏曲ではないですか?(グリーンスリーブス トゥ ア グラウンド)”元リコーダーの妖精”ミカラペトリなんかが良く吹いている。
私もフルートの発表会で吹いたことがあります。ただし長いので難しいところを省いて5つぐらいの変奏だけ。
グリーンスリーブスはブリテンと並ぶイギリスの作曲家ボーンウイリアムスの”グリーンスリーブス幻想曲”も良いですね。
- 2007/09/27
- URL|
- ししりえんぬ #C82T9BxA |
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シャリアピンではないですが、ボリスゴドノフなどの名演で知られるボリスクリストフさんの歌なら下記で30秒だけれど無料で試聴できます。笑い声が印象的ですね。歌は聴いた事があったのだけれど、内容がメフィストフェレスの歌う歌だとは今まで知りませんでした。
http://fogg.cheer.boy.jp/?month=200609http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0006VYEIC%3ftag=foggcheerboyj-22%26link_code=xm2%26camp=2025%26dev-t=DVZ02IW2V71DTバスの有名な歌手はシャリアピンとかボリスクリストフなどロシアに多くてドイツはプライやディスカウなどバリトン、イタリアはカルーソにパバロッティーなどテノールと北から南に声が高くなるのはやっぱり気候と関係があるのでしょうか?
- 2007/09/27
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- ししりえんぬ #C82T9BxA |
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B(ドイツではH)とAとEの音階だけで作られた迷曲!?・・・曲?格調高いコメントにおおぼけですみません。
- 2007/09/27
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- きさとぱぱ #- |
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「蚤の歌」「虱の歌」は、旧文部省唱歌にもありますね
♪我は蚤の子虱の子(。。)\(`へ´)
格調高いおおぼけ(失礼)の後に下品な駄洒落ですみません((^^;
- 2007/09/28
- URL|
- 瀬。 #ID9gmbWk |
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有難うございます!
今出先なので(もうじき姫路です。JR新快速の中…)後ほど聴いてみます~♪
日本は沖縄の方が声が高い方が多いのかナァ…。
- 2007/09/28
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- ゆりりんこ。 #ET2edvwM |
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面白い!!! ヾ(∇・〃)キャハハハo(_ _)ノ彡_☆バンバン!!
素敵~、その発想♥
ハエ~、わたしそのアイディア頂いて作曲しちゃおうかな♪
- 2007/09/28
- URL|
- ゆりりんこ。 #ET2edvwM |
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そうだったのですか…。_...........¢(。。;)コソコソ
- 2007/09/28
- URL|
- ゆりりんこ。 #ET2edvwM |
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そうなのです。
今日も赤坂さんは吉竹さんと本番らしいです。
南森町で堂島の「ムジカ」オーナーが直々に淹れて下さる紅茶とお話付きのコンサート♪
行きたいのですが、身体はひとつしか無いし…。il||li (つω-`。)il||li
- 2007/09/28
- URL|
- ゆりりんこ。 #ET2edvwM |
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この本は、独学の方も、レッスンをうけている方も避けては通れないでしょう。リズム練習の例も細かいので私を含め周囲でも、他社の物より全音を使う方が多いですね。まず、片手ずつゆっくりと1音ずつ指の重さを感じて弾くのが大切です。60番までを何度も弾くので、この本に
- 2007/09/28(金) 10:27:01 |
- 鍵盤楽器を...